ちいさな暮らし

ミニマリストを目指すブログ

家計が黒字になった話・4

|洋服が大好き

 「子供の習い事費」「食費」「わたしの被服費」が家計の支出のトップ3だったって話の続きですね。書き忘れていたのですが「わたしの美容費」にもけっこうお金がかかっていたのを忘れておりました。でもまあ今回は「わたしの被服費」の話ですよ。

学生時代はそうでもなかったんですが20代で働くようになって自分のお金を自分で稼げるようになると服も自分で選ぶようになりましたが基本的に「すごく好き」ってほどでもなかったんです。むしろ旅行が好きで旅行にお金をかけていました。ところが!

30歳で上の息子を出産してからというもの自分のことだけを自由にする時間がなくなり旅行にも自由に行けなくなりました。毎日息子を連れて公園に通うのがルーティンです。勝手気ままなだけに生きられない。いくら子供が天使のようにかわいくても(ある種の)ストレスはストレスです。そこで自分が毎日楽しく暮らせるようにする方法がすごく好きな洋服を毎日着て快適に過ごすことだったのです。なので家の近所にいるだけなのにこんなかわいい服ってどうなのだろう?というナチュラルテイストだけどかわいい服を毎日着るようになりました。そうしたら好きな服を着るのがあたりまえのようになって被服費もけっこうかかるのが当たり前のようになりました。そしてフルタイムで働くようになるとテイストが変わって自分の年代にあった雑誌に載っているようなおしゃれコーデの服を着るようになっていたんです。オシャレ大好きでした。ちょうど1年くらい前までは。ところがです!

|好きな服と他人に受ける服とのギャップ

 ミニマリスト関係のブログを読み漁っていたある日、こちらのブログの記事を読んだんです。

 

minimote.hateblo.jp

???????と思いました。雑誌に載っているようなコーデがおしゃれでほかの人もそういう服が好きなのだとばっかり思っていました。実は今でもやっぱり雑誌のスタイリストさんの提唱するコーデはおしゃれだと思ってますし、そっちの服装は好きです。

でもですね。わたし、実験が好きなんですよ。だからわざわざ夫の前で白いポロシャツとベージュのタイトスカート着て「これから出掛けてくるね」と言ってみせたんです。内心「こんなだせえ格好で外に出たことってないし恥ずかしいな」くらいなやけっぱちな気分でした(堀井さんごめんなさい)。ところがですね!夫が言ったんです。

「あれ、今日の服すごくいいね」

「………」

出会ってから17年間でそんなことを言われたのは初めてでした。もうね打ちのめされた気分で仕事に行きましたよ。そうしたらですね、職場のすごく優しくて感じのいい50代の女性にね言われたんです。

「あら今日の服素敵ね!どこかにお出かけするの?」

一瞬絶句しました。が、かろうじて答えました。

「………いえ、どこにも行かないです。ありがとうございます」

わたしが今まで着ていた服を彼らはどう思っていたんだろう?と思いました。そして更にいろんなブログを読んでいてわかったんですけどね。女性誌の推奨コーデって女性同士のマウンティングくらいにしか使えないみたいですね。それで思いました。

自分の好きなおしゃれコーデなんてもうどうでもいいや。他人(いちばんは夫)に好印象を与える服のほうがいいや。

もっと早くこれに気づいてればわたしの人生って違ってたんじゃって思わなくもないけど過ぎたことを悔やんでも意味ないのでこれからこれからって思いました。

|好きな服じゃないからもう服はそんな欲しくない

 好きでもなんでもない服を選んで着るようになったら、好きでもない服だから欲しくなくなっちゃいました。ヤフオクで「新品!でもめっちゃ安い!(元の価格はそれなり」)な服を買うようになりました。数もそんないらないし、月に2万円くらいは服を買ってたけどそんなこともなくなりました。ネットがなければ自分の常識を常識のままだと信じ込んだまま人生を終えるところでした(大げさ)。あと女性はスカートをはいていたほうがいいらしいとの情報をやっぱりネットで見たのでパンツはほぼ断捨離してスカートをはくようになりました。服装を変えたことですごく得したってことはないんだけど、お金はかからなくなりました。もしかしたら子供が大きくなったのである程度の自由な時間ができたことも関係あるのかもしれませんけど。

まだ続くんですが、お次は美容費の話です。