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ちいさな暮らし

ミニマリストを目指すブログ

開かずの間を開けてみた・1

 うちには「開かずの間」と呼ばれるかつて夫の部屋だった物置部屋が一部屋ある。誰にだって欠点の1つや2つあると思うが夫の(わたしにとって)とても困ったところは「物を捨てられない」という点だ。結婚前からだ。

 出会った時からすでに夫は3LDKのマンションを所有しており、そこに1人で住んでいた。31歳で独身で1人暮らしなのに、そこは物でいっぱいだった。一部屋は図書室になっており、通常リビングにするべき部屋はなんと複数のコンピューターでいっぱいだった。副業として受けているCGの仕事にそのコンピューターたちを使用していたから仕方がなかったのかもしれない。でも多分、付き合い始めの私を自分のマンションに招くために夫は部屋を掃除したのだと思う。片付けた状態でこれなのだ。

 「結婚前は両目を開いて相手を見て結婚したら片目をつぶりなさい」という昔の人の格言に従ってわたしは一目ぼれをして付き合い始めわずか一ケ月でプロポーズされて結婚を決めたにも関わらず、夫の欠点を冷静に分析した。

「物を捨てられない」というのがこの人の欠点だ。「片付けて欲しい」と言うとなにかひどく不当なことを要求されたかのように怒りっぽくなるのだ。普段はとても優しく、なんでもしてくれる優しい恋人なのに。「結婚前に問題だと思った問題点は結婚した後、何倍も大きくなってけっしてなくならないその家の大問題になる」というのもよく言われる言葉だ。だからちゃんと両目を開いて見なければならないのだと。わかっていて結婚したのだ。そこは折込み済みの問題だ。だが結局のところやっぱりそこは結婚した後、大問題になった。恋人は「普段なんでもしてくれるとても優しい、でもかたづけてほしいと言うと怒りだすめんどくさい夫」になった。そんな状態だったので新居に友人を呼ぶことは出来なかった。同じ時期に結婚した親友に新居に呼ばれた(彼女は新築の賃貸マンションをまるでモデルルームのようにしていた)が、とても招き返せる状態じゃなかったので親友も呼べず、そのことでずいぶん彼女に責められたが「いやそんなこと言われたってあんた」みたいな状態だった。

 そんなわけでウチには「開かずの間」があるのだ。この話は続きます。ほんのさわりしか書けなかったじゃないか。わたしにとって夫の欠点はこの1つだけだが、わたしにはその何倍も何十倍もの欠点があるというのだけは最後に書き加えておきたいと思う。