ちいさな暮らし

ミニマリストを目指すブログ

息子のお小遣い

庭の笹がボーボーなのがどうにも我慢できない気分になり、業者に電話をかけまくったがどこも忙しくて早くて7月半ばとか言われてしまい、8月の頭に予約を入れているし今すぐじゃないと意味がないと思い業者に頼むのを断念。だって今すぐって気分だからである(ワガママだが)。もう自分でやろうと思ったがどうしても自分ではできない事態が起こった。こうなったら息子にやらせるしかない。応急処置で根っこからではなく根元を切って下さい。1000円でやってください。と依頼をかけたが断られたので2000円で交渉して承諾してもらった。子供の仕事だからまあそれなりだが、だいぶさっぱりした。

ところでうちの息子たちのお小遣いはベーシックインカム+労働給である。上の子600円下の子400円がベーシックインカムでもらえる金額である。上の子は小学校6年生から600円のままである。中学生なのに600円は少ないが彼はラノベブックオフで買うためにお風呂掃除、米を炊くなどの労働で結構な労働給を得ている。多分中学生の普通の子のお小遣いくらいはもらっているはずである。一方下の子はあまり働かないのでほとんどベーシックインカム400円である。小さい頃からこういうところに性格が出て面白いと思う。しかも洗濯物をたたんでくれたのでお金をあげようとしたら「お兄ちゃん、お金ためてるんだって!だから僕のぶんお兄ちゃんにあげて」とか「うちのお金が減るからいらないよ」とか言う下の子…。

そもそもなぜこのような制度が我が家で導入されたかというと、お手伝いを頼んでも下の子が嫌だ嫌だと駄々をこねてやらなかった時に、本当にうんざりして、上の子に「じゃああなたがやって」と言ってしまいそうになったからだった。わたしは子供の頃、妹が同じように駄々をこねて同じように「じゃああなたがやりなさい」と毎日のように言われて自分にはなぜか拒否権がなかったことが本当に嫌だったのだ。とても不条理で嫌な気分だった。子供が大きくなってわたしは初めて親の気持ちを理解した。結局、親は使いやすい子供に手伝いを頼む方が楽なのだ。ネットで検索していろんな意見を読んだので、この子供のお小遣いを労働給制度にすることには賛否両論あることも知っているが、わたしの意見は変わらない。兄弟がいる場合、上の子に負担がかかるのは目に見えている。不平等だ、と思う。働いた子がお金を多くもらえばそれでも気分はだいぶ違うだろうと思う。でも本当はあんなに時間があったんだからもっと進んで毎日働いている母の手伝いをすればよかったなあと今では後悔している。子供の頃は親がどんなに大変かわからなくて申し訳なかったとも思っている。

 でも子供の頃はわからないものね。もちろんうちの息子たちもわからないだろうから。うん。